一般的なARを観光イベントに活用する際の注意点

①精度

観光におけるARの活用は徐々に広がっています。

今後一般化が進む中で、高精度・高品質なAR体験が差別化のポイントに。

一方で、ロケーションベースARで、意図した場所に正確にARコンテンツを出現させ、そのロケーションにマッチした表現をすることは容易ではありません。

したがって、生成されるARが出現する場所の精度が高いほど評価は高まるでしょう。

②幅広い時間帯

ロケーションベースARを実施する際、一般的に夜間のARは技術的に難しいものです。

理由は昼間に比べて認識できる特徴点が難しくなるから。

夜間にARイベント実施を検討する際は注意が必要です。

③屋内か屋外

観光イベントでARを実施するなら,屋外よりも屋内のほうが天候や季節に左右されず有利です。

しかし、屋内ではGPSを認識できません。

GPSよりも精度が高く、かつ屋内で使用できるVPSの技術が不可欠となります。

④建物の形状

ランドマークとなる建物は個性的な形状であることがほとんど。

例えば下記は虎ノ門ヒルズですが、完全な直方体ではなく、微妙な勾配や凹凸があることが分かります。

このような複雑形状の建築物にARを出現させる場合、位置ズレがよく目立ってしまうため注意が必要です。

ARコンテンツ体験画像

SoVeCなら難易度高い環境下でも品質の高いAR体験が可能

このようにARを観光・イベント活用する際は、様々な環境変数に気を配る必要があります。

ソニーのVPS技術 を搭載したSoVeCが提供するXR CHANNEL(エックスアールチャンネル)は難易度の高い状況でもイベントを成功させてきました。

下記がケース毎の事例です。

(A)高い精度が要求される事例

VPSは数cm単位でARの出現位置を指定できます。ARコンテンツがリッチであるほどインパクト抜群,反響も期待できます。

・超駅博 上野

上野で展開されたAR車両がリアルすぎると話題に。数センチ違わず線路ぴったりにAR車両を出現させました。

柱の前側にARが出ない処理(オクルージョン処理)で完成度も抜群。

JR東日本のご担当者様の声
「リアリティに鉄道ファンも驚いていました。」

>>詳しくはこちら

超駅博 上野

・虎ノ門ヒルズ

複雑形状の虎ノ門ヒルズと巨大ダンサーがシンクロして舞う、目を見張るようなAR体験がSNSで話題沸騰。映像の閲覧回数が数十万に。

コンテンツ制作を担当した、バスキュール様の声
「ソニー製VPSの精度の高さによるビタビタな表現に、周囲がかなりザワついてます」

>>詳しくはこちら

虎ノ門ヒルズ

【制作裏話】:"ビタビタVPS"の驚異的な精度と応用例(XR Kaigi セッション)
https://www.moguravr.com/xr-kaigi-2023-sovec/


・JR長野駅「旅する北信濃」

柱の前後を牛が駆け抜けるAR演出により、「圧倒された」という感想を多数獲得。地元メディアからも大反響。

事例の詳細は >>こちら

虎ノ門ヒルズ

(B)夜間での実施事例

・銀座三越でクリスマスツリー点灯式体験

夜の街を魔法のように彩るARの光景。銀座三越が提供するXmasの特別な体験が、訪れた人々に感動を与えました。

どの時間帯でも楽しめる斬新な試みの詳細は >>こちら

銀座三越クリスマス

・虎ノ門ヒルズ

コンテンツ制作を担当した、バスキュール様の声
「他社から ”夜でもビタビタなのはどうなってるの?” とよく質問を受けます。エポックメイキングですね。」

昼夜360度問わないビタビタな精度の詳細は >>こちら

虎ノ門ヒルズ

(C)屋内での実施事例

・大宮鉄道博物館「鉄道AR祭!」

GPSの位置情報ではなく、VPSを活用することで屋内でも高精度ARを出現。雨天時でも安定的にイベントを開催できました。

>>詳細はこちら

大宮鉄道博物館_鉄道AR祭!

このように博物館のほか、

  1. ・美術館
  2. ・アミューズメント施設
  3. ・ショッピングモール
  4. ・アニメエンタメ系カフェ
といった屋内施設でも実施できます。

上記施設で新しい集客方法を検討の方、ご相談下さい。

【参考】 高品質なAR体験を実現するVPSの仕組み

まとめ

以上、ARを観光・イベントに活用する際の注意点と課題解決方法をご紹介しました。

ARを出現させるサービスは数多くありますが、どれも同じではありません。

もし来場者に喜ばれる高クオリティのAR観光イベントを実施したい方であれば、高精細で昼夜問わず、屋内でも実施できる私達SoVeCがきっとお力になれるでしょう。

ぜひ一度お気軽にご相談ください!

XRkaigi

XR kaigiにおけるバスキュール様とのイベントセッション風景。

SoVeCは高みを目指すクリエイターを応援します。